若者の将来を憂う・・・。

若者の将来を憂う・・・。

 子供は、今年、最終学年の5年生です。
就職は希望していないようです。
進学となると、編入試験を受けることに
なります。
高専生の場合、大学2年までの範囲が試験範囲となります。
合格すると、大学3年に編入です。

例外として
東京のT大学と京都のK大学は、
2年からのスタートです。

 寮生活をして、
地元(東京の)大学の合格を目標に
それなりにがんばっているようです。

 世間の皆様のようではなく 
小学中学を通じて学習塾など通ったこともなく
人生はじめての受験勉強に取り組み
 その努力が実って合格ともなれば、・・
 
 子供にとってはよろこばしいことかもしれないのですが、
親にとっては、学費という
とてつもない「負債」が待っています。

もう、どんな仕事もやれるほど体力もない私・・。
我が身をふりかえり
 大学入っても、結局、底辺労働者しかなれなかった・・。

 そんなに大金を支払って、
進学する価値があるのかなあ、と
 疑問に思っています。

 私は、今は、公共施設で働いておりますが、
下請けの弱小民間業者の位置づけです。

公務員は、高卒であろうが、短大卒であろうが、
強者の側にあります。

彼らは、業績ではなく、
年季が入れば、自動的に、給料も位も、上昇。
当然ながら、倒産なんてありません。
 
 ちなみに私は、20代のころ、
 秋田県庁、秋田市役所を受験。
どちらも、筆記はパスしましたが、
2次試験で落ちました。

面接で、はっきりと聞き取れないような、
たどたどしい言葉使いでは、
不合格もいたしかたがない、と振り返ります。
 
 それっきり、ふるさととは縁が切れたと思っています。

 底辺社会では、
よほどの気力と体力がなくては長続きせず、
性格的にひじゃくな私などは、
数年ごと、退職、転職をくりかえして、
気が付けば、もうかんおけに入ってもおかしくない年齢になっておりました。

 息子も、同じ人生をたどるのか・・。

 しかし、編入試験が思わしくなかったら、
息子にもぜひ、
9月以降、高卒程度でもいいから、
ぜひ、公務員試験にチャレンジしてもらいたい、
という望みはもっております。

 ひとそれぞれ、です。
 難関国立大学に進学して、
活躍のチャンスをつかむ若者もおりましょう。
 しかし、能力以上のところにすすみ、
それでかえって、つぶされてしまう若者もいるでしょう。

 安い給料でもいいから、
安定した静かな人生をたどってもらいたい、
というのが、
親としてのささやかな希望であります。