第8課(その3)

第8課(その3)


把牛系到院中木庄傍(牛を庭の杭につないで)、
到竹篭里去取紅芋拌飯煮時的大牛伯(籠からさつまいもを取り出して、飯に混ぜて炊いている時のくもやんの)、
心上的月影還是先前一様(心の中の暗い影はやはり先刻と同じであった)。


 到後、抓了此米頭子洒在院中隈鶏(その後、このひねもみをつかみ、庭に撒き、鶏に食べさせながら)、
望到邦牛又睡下去把邦後脚短縮(その牛が又眠ってその後ろ足を短縮させているのを見て)、
大牛伯心上的月影更厚了一層(くもやんの気持ちの影は更に一層厚いものとなってしまった)。


 吃過了中飯(昼ご飯を食べると)、
他就到両里外場上去捜甲長(彼は、そこで2里ほど離れた町へ甲長を捜しにいった)。


甲長如許多名医一様(甲長は多くの名医と同じように)、
湿出非常忙迫而実在又無十ム事情的様子(とても忙しいようでもあり、実際に又何の事情も無い様子でもあった)。


他門老早就相熟的(かれらはずっと以前から知り合いであったのだ)。