口べたで損

ここだけの話ですみません。なるべく読まないでください。
記憶をたしかめるために書いただけです。
小生は、若い頃、東京、山手線を利用しました。
車内は、ぎゅうぎゅう詰めで、さあ、たいへん(つづく)

本を読むことさえできません。
しかたなく、上方の広告をみて、過ごすしかありません

「あなたは、口べたで損をしておりませんか」
「この教室に通うと、
驚くほど、うまくはなせるようになります。」
「500人の前でも、平気になります」

女性に相手にされないのはもちろん、
就職もなかなかうまくいかないのは、
口べたのせいだと思っておりましたから・・

その文句につられて、
電話をして、新宿のある教室に通うことになりました。

3ヶ月で、3万5000円位。
1ヶ月、8回、夕方2時間の教室でした。

40人位集まりました。
毎回2分程度のスピーチ。

少しずつ人数は減って、
3ヶ月目には、20人位だったと思います。

そして、代表が1人だけ、大会に出場できます。

確かに、その聴衆は、300人くらいはおりました。

つまり、
「500人」の前ではなせるのは、
教室の代表者だけだったのです。

すこし、さぎっぽかったのですが、
ま、教室にいろんな方が見えられ、
その人たちの話をいろいろと聞いたことは、
よかったと思っています。

自分が、就職などで、
年齢にもかかわらず、採用されるようになったのは、
話し方のせいではなく、

公的な国家資格を取得できたせい
だったと振り返るものであります。
資格は
もっと若いときに取るべきだったと
後悔しておりますが、

その自分も年を重ねて、
物忘れのひどさを痛感、
さびしいかぎりであります。