図書館

昨日は、久しぶりに、図書館に行った。
読書室で12時頃、着席。
レポート用紙に、20代、わが人生の失敗談と題して書き出した。

20分位して、隣に誰かが座った。女性だった。
狭いところなので、肘がくっつきそうな具合なのだが
若い30代前半くらいで、
どことなく、雰囲気が女優のオードリヘップバーンに似ている。

なんとかく、やる気が出てきて、
家に居たら、30分も経てば集中が失われるところ
40分経っても、小生の筆は生き生きと動いた

そして、かすかに香水のにおいが・・
すると更に20分集中が続いた。

トイレに行ったりもしたが、14時半ころまで
ひたすら、人生の失敗を書き続ける。

そして、女性は、席を立ってしまった。
たぶん、別なひとりが、鉛筆をたたきつけるように書き込みするものだから
その音に集中がそがれたのかもしれない。
位置は離れているがうるさいと感じた。
図書館では、よくあることだ。

新聞を大きな音をたててめくる音とか、
小さな音でも気になりだしたらもうだめだ。

「ヘップバーン」さんがいなくなってしまうと、
気が抜けたようになった。

更に10分経つと、いかにも大学生という感じの若い男が隣に座った。

この男、大きな書籍を机に置いたが、ドスンと響かせた。
(なんだ、この男)
すわると、こんどは、はげしく音をたてて、ページをめくりだした。
(うるさいなあ)
そして、また、ドスンと音をたてて、その巨大な本を置きなおした。
(とんでもないヤツだ)

こうなると、なにか、ぷつんと音をたてて小生も、
やるきがなくなった。
まだ、書き足りないことがあったけれど、

それは明日やることにして、席を立ったのでした。

15時にもなると、学生とか受験生がぞろぞろやってきて、席という席は、
もうないのだった。

そういえば、受験シーズン。

自分も18の時は、高校の授業が終わって、1月に上京。
叔父さんの家の練馬区に居候、

石神井図書館へ通った頃でした。