人事異動

役場の人たちにとって
3月は人事異動の季節ですが、
我々、下請業者に取っては、
契約の区切りとなるシーズンです。
役場と会社との契約は1年というのが多いのですが、
うちは、3年です。

今月がこの3年目になります。
隣接敷地に新庁舎ができるのに合わせて、
若干契約は先になりますが、
それでも数ヶ月。
期日がくれば職場は全員が解雇されることになります。

入札競争で落札した会社に雇用の権利は移る事はあっても
再雇用が原則です。

現在の会社がうまく落札できなかったら、
自分にとっては退職して、
もうすこし、やりがいのある仕事を
探すチャンスであるかもしれないとも思っています。

老人介護とか、
保育園の補助とか、
葬儀の事務とか、
そういった方面が将来性があるのではと漠然と浮かびます。

それではと、募集広告をみると、
還暦を過ぎているというだけで募集もありません。
更に未経験ともなると、もっと悲惨です。

うまく仕事にありつけ、
たとえば月に10日間、身を粉にして働いても、
せいぜい6万円から7万円程度という感じ。

県内で寮生活を送る子供、
そして秋田県で90歳で独居生活を送る母親に
合わせて最低8万円の仕送りをしておりますが、
この額にも満たないものです。

今の仕事は面白くないのですが、
それでも、資格手当のようなものもあり、
最低限の生活はできる。

いくら将来性があるからといって、
今の仕事をやめて、
葬儀の事務とか、
保育園の補助だとかいっても
月給10万円も高値の花では、
生きていくために、
副業として「山賊」でもなるしかない・・

これでは、好きな映画とか英語どころではなくなります。

はやり、役場で、
電気技師の資格を生かして
防災センターでやっていくしかなさそうです。
最近、
絵本語りとして、
老人ホームを廻る活動グループに加わりました。

月に一度ですが、
これが生き甲斐になってくれればと思っています。