はたらけど

はたらけど
はたらけど猶なほわが生活くらし楽にならざり
ぢっと手を見る

連休の終わりまで、仕事で出勤
がすくなく、
休みが多くなります。

啄木の歌は、静かな気持ちにさせてくれます。
連休にどこかに出かけるのもいいのですが・・・
せっかく、高いお金で購入した自宅に、
ゆっくりと過ごすのはいいことだと思います。
その自宅集合住宅の窓の外
けやきは、もうすっかりと無数の葉をつけて、
風のまにまに揺れ動いています。
ベランダに広がる南の空も絶えず、
変化しております。

自然のこまやかな変化を詠むことで、
読み手の心境を暗に語っているようなものと違い
啄木は、
すべて赤裸々に思いを語り、
その意味で異端だったかもしれません。

でも、日々の素朴な思いでも、
そのまま歌の素材にできることを教えてくれているような気がします。

とある日に
酒をのみたくてならぬごとく
今日けふわれ切せちに金かねを欲ほりせり

うぬ惚ぼるる友に
合槌あひづちうちてゐぬ
施与ほどこしをするごとき心に

朝はやく
婚期こんきを過ぎし妹の
恋文こひぶみめける文ふみを読めりけり

私は、短歌など読んだこともありませんが、
字数を無視して
読んでみようかと思っています。
無論、
それは、ノートに、誰にも内緒で。

意識にあふれる思いをそのまま放置すると、
こんどは、それが、
自分の精神を傷つけるように向かってくることもあり
そんなときは、ともかく、
何かして、無心の状態になるようにしないと。
精神衛生によくないです

思いに向き合って、
それをノートにつづることも
よいことだと。