やまびこ学校

今日は梅雨の到来を思わせる雨となりました。
昨日につづき、今日も仕事が休みで、
雨の音を聞きながら
そのまま寝そべっていられるのは
なんてすばらしいことだ、と思いながら過ごしました

実際は、DVDプレーヤーを枕元に、
6時から8時近くまで、映画を聴きました

画面は眺めずに音だけを頼りに、ひたすら耳を傾けるものです
本日は、無着 成恭をモデルに作ったという
「やまびこ学校」今井正監督です。
音がはっきりせず、判然としないのが残念。

小作農がまだ残っていた時代で、
修学旅行に子供を行かせられないという親を
訪問して説得にあたります
その無着先生自身、給料だけでやっていけず、
お寺をやっている親に助力をしてもらっています。
そうして、生徒(児童)たちに、
給料のすべて、明細を言って、
お金の使い方をめぐって親ともめたことを授業で説明します。

みんなで山の木を運ぶアルバイトをして、
そのお金で、修学旅行全員参加を実現させようとします

貧乏なのは、親の不真面目なせいではない、
なにもはずかしがることはない。
だから、周りでできることなら、
やろうじゃないか、と。
修学旅行こそ、本人にとって一生の思い出になるものだから、なんとか参加できるようにがんばろう、と。

そして、国の方針はあまりに観念的で、
教師自身もよく呑み込めないものだ、と教師仲間に訴えます

自身、生活をありのままにつづる、
という作文教育に力をいれます

一部から、家族の恥をさらすものだ、
やめれ、と批判もでます。

だいたいこのような流れではなかったかと思います
映画史上、同様な、
二十四の瞳」ほどな知名度はないのですが、
繰り返しみると、
するめのごとく独特な味があるものだなあとおもったのでした。