中国語講師

中国に行くときは、
知人の中国人を伴うことが多い。
私は、中国語ができないので、通訳してもらう。
理髪店、あんま店、お茶専門店など、・・
伴い、私の要求を通訳してもらっている。

 ところで、その中国人は、普段、
会話学校で講師をしているが、
数日前には、ある国家機関の学校に行くことになった。
担当講師がのどの調子がおかしくなり、
その代講である。
生徒は40名ほどで、
およそ19歳かそこらである。
彼らを前に、中国語の講義をするのだった。

彼らは大学生のように
まだ新人ばかりだが、
すべて国家公務員の身分で、
給料を受けている。
1年間かそこらは、
学生と同じように職務上の知識習得にいそしむ。

気象庁に配属される気象大学校の学生たちと
同じような立場である。

自分の子供は、
2つの受験を終え、
まだいくつか受けるもののようである。
世間の誰もが知る大学に合格できることは、
うれしいには違いないが、

このように身分が保証され、
しかも、給料を受けながら学べる学校もあることを、
もっと若者はしるべきではないだろうか・・

いくら有名大学に在学していても
世間があやしくなれば
民間などは
てのひらをかえしたように
就職をめざす若者に
高圧的になるものである