医者にかかる

今日は木曜日、久しぶりに、かかりつけ医に、診断に行った。
蝉がミンミン泣いている。
病院は、久しぶりの暑さのせいか、
待合室は空っぽだった。
自転車で10数分の病院だった。
もう通うこと6年。
お医者さんは、医科大学で教鞭をとり、
退官したと思われる先生だった。

普段は、ほとんど会話らしい会話はしたことがない。
秒殺というか、十数秒の診断。
しかし、このように、閑散とした場合は、
診察に関して会話は許されるとおもった。

まず、挨拶。
「会社が代わって、
保険証がなくて来ようと思っても来られませんでした。」
「ひさしぶりだったのはそういうわけだったのですか」
「そういうわけです。」
「ところで、前回は、チョコレートの食いすぎで血糖値が悪化しておりましたが、その後、チョコレートには気をつけておりますか」
「ええ、チョコレートのかわり、スポーツドリンクにしています」
「それだと、あまり効果はないでしょ、甘いのを辞めることが大切です。」
「そうだったのですか」
「食事はどうなさっておりますか、奥さんが作っておりますか」
「そうですね、会社では、カップラーメンを食べます。休日も食べます。」
「それは糖分ですぞ」
「でも、おにぎりも一緒にたべます。足りないときはバナナを数本、腹いっぱいになるまでたべております」
「それは、糖分ばかりでな。血糖値が治らないのも無理はない。」
「じゃ、どうすればいいのでしょう」
「コンビニで、弁当を買うようにすればいい。でも、ハンバーグ定食のようなものは避けた方がよい。」
「そうですか。では、これから、ハンバーグ以外の、弁当を買ってたべるようにしましょう。」

およそ、こんなやりとりでした。
後は、採血、尿検査をして、会計。およそ3000円弱。
また、薬局にいき、薬剤師から薬を受け取り、
これも3000円弱。
あわせて6000円弱。

糖尿病は、だから、
毎年、7万円前後はかかってしまいます。

これから、ビールをのみます。

ビールにカップラーメン、バナナでは、
なかなか、
なおりそうもない。

蝉が、にぎやかです。