絵本読み、はじめて - ontya-taiyuの日記

区立児童館にて、絵本読み、はじめてのことだった。
「卵のあかちゃん」というのを読んだ。
場所もはじめてなので、イメージもつかめなかった。
練習は特にやらなかったが、
前日、小学生低学年向けのを、部屋で、大きな声を出して読んでみた。
声の出し方に無駄があると、のどが枯れてくるものだ、ということが分かってきた。
さて気にかけていた当日になった。
なにしろ対象が２才までとのことだった。
集まったこどもは１４人、おかあさんが１２人、児童館のスタッフが３人、我々絵本サークルが９人。総勢４０名弱というところか。
一番手のＴさんは、慣れている感じで、
絵本を展げると、子供たちが近くに集まって、夢中になって眺めたりした。
こんな中で、子供たちの反応を見ながら読み上げていく。
（子供の様子に合わせて読んでいくなんて、
自分にはそんな余裕はない）と思った。
このまま、見学だけして帰りたい、という気持ちにも・・。
しかしやるしかない。
無我夢中の心境だった。持ち時間３分という所か。
３０分の絵本会はあっという間であった。
初回にしては、まずまずのできばえだったとも思う。
私以外の人たちがなんとか盛り上げてくれた。
そして私の出来はよくなくても、極端に悪いというほどでもなかった。
全体として周囲の笑いも絶えず、にこやかな表情が見られた。
足早に児童館を跡にしたのだが、
どこか暗くなりがちな日々のなかで、
久しぶりにさわやかな気分になれたのだった。(597)