千葉市の某団地地区

本日、10月28日、
前日までの好天気とはうって変わって、
寒い冬の到来を思わせる、
冷たい雨だった。
マフラーをクビに巻いて外出。
電車を乗り継いで1時間余。
千葉市の某団地地区。
どこまでも団地が続く。
先月、借家人が退去。
空き室となった古い団地に出かけた。
売却か、賃貸を続けるか、未定である。
都市郊外でも住宅は有り余っており、
もやは不動産などやっかいなものでしかない。
千葉県は団地の県でもあり、
あちこちにある。
団地の中に、保育園、小学校、中学校があり、
また、病院、スーパーなどもそろっている。
親としては、子供を学校に通わせるのに、
交通事故の心配は無用だ。
そんな折りもおり、
本日のNHK7時のニュースでは、横浜市
小学校の通学の列に
自動車がつっこみ死者が出たとのこと。
原因は高齢ドライバーの不注意とか、分析していた。
しかし、
そんなことを説明するまでもなく、
ガードレールのない狭い道路を、
人間が歩き、自動車が走るなら、
事故が起こらないのがむしろ不自然だというべきであろう。
駅に近くて、にぎやかだからと言って
よいことばかりではない。
そんなエリアで、交通事故の心配のない広い道路など作るのは困難なことだ。
その点、団地は、高度成長期、
国の予算に余裕のあったころ、
税金をたっぷり注ぐようにして、作ったものだ。
敷地を広くとり、
道路にもガードレールが付いているようになっている。
しかし、
団地の若い親たちは、老いて、
子供は成人して、団地を出、
いまや、学校の人数はがたべり、
ブランコも飾りのようにあるだけの、
さびしいエリアと化してしまった。
そんな時代遅れともいふべき
団地を所有し
賃貸を続けようにも、
安い賃料に、とびついてくるのは、
果たして団地のルールを守るような人間なのかなどと思うと腰がひけてくるのだった。