二つの不動産店に電話

平成28年10月29日 土曜日
昨日は、寒い一日だった。
その前日は夏を思わせるものだったので、
本当に一歩先は読めぬものだ。
その良い天気を眺めながら、二つの不動産店に電話した。

ひとつは、これまでお世話になった個人店に。
お昼12時に部屋のカギの幾つかを受け取り、という約束をした。
別の店はまだ行ったことがなく、
これから部屋の売却をお願いする店だった。
事前のやりとりで、まず、お部屋を見てもらい、それから話をすすめようじゃないか、ということで、午後5時の約束をした。

また、その日は、別な予定もあり、
キッチン交換の業者も午後1時に来ることになっていた。

自分の流れとしては、
12時に、駅近くの不動産管理のお店でカギを受け取り。
駅から20分ほど歩いて、部屋に入室。
13時に業者を受け入れ。
キッチン(流しコンロ)の取り替え見積もりをしてもらう。
17時までは、部屋の窓を開け放ち、
寝ころんで、外からの音の有無など観察して過ごしてみようか・・
という段取りだった。

しかし、闇雲に約束は取り付けたものの、うまくいかない点にいくつか気づいたのだった。
17時はもう外が暗くなっていること、
部屋には照明もないことが予想されること。
(所有する部屋なのによくわかっていない)
更に当日の朝、空は一転曇り、午後からは雨になると予報。

これはいけない。
駅までバスを利用するとなると交通費もかかる。

ま、お店におじゃまするわけでもないし、と思って、
事前の連絡なしに訪れることにした。

自身の経験だと、
書類作成しているときに、野暮用で、
その作業を中断せねばいけなかったことが一番腹立たしかった。
頭に浮かんだことを一気にパソコン入力していくのだが、
頭に浮かんだのに、
変な用事を言いつけられ、
入力しないままに、席をたたねばならぬことの、イライラ。
それと同じというわけでもあるまい。
建物設備の不具合を書面にして
オーナー(役所の担当者)に
周知してもらい、場合によっては発注をかけてもらう
そんな仕事。
不動産屋と似たような仕事と言えるかも知れない。
もっとも、トイレ詰まりを解決してくれという類も
舞い込んでくるからうかうかできない。
さて、はなしをもどそう・・・

11時にお店訪問。
あら12時という約束ではなかったのですか?
申し訳ありません。もうぽつりぽつりと外は雨になっています。
雨が激しくならないうちにとおもいまして。
そうでしたか。私も今出かけようとしていて、タイミングがよかったです。

そんなやりとりで、オッケーだった。
そして、次の店。実ははじめての訪問だったが、
不動産大手で、系列の店でお部屋を購入した経験があるので、
信頼を置いている店だった。

お店の場所が分からないので、携帯で連絡をとってみる。
つぎのごとく・・
あれ、本日、午後5時というお約束ではなかったですか。
すみません。本日、雨になりそうですし、また、部屋の照明もないと思われますので、闇の中で、部屋の様子を見るのは困難ではないかとおもいまして。
でも約束が5時ですから。午後5時じゃ都合がわるいですか。
悪くはないですが、闇の中ではと思いまして。カギを渡しておきますので、ご都合のよいときに見ていただきたいのです。
お店をこれから訪れてもいいですか。
かまいませんが、今、いそがしいですので。
時間はとらせません、カギを渡すだけです。また、こちらのことはすべて書面で書いてあります。
そんなやりとりだったが、あきらかに、不満を露わにしていた。
ムム。じゃ、別の店にしようか・・・。しかし、あとにひきさがれず。

ではお店を訪問と思って、
しばらくそのお店をさがしたが、駅周辺をぐるぐるまわるはめとなった。
実のところ、さきほど、電話した目の前にあるのだった。

たたみ3畳ほどの、ちっぽけな店舗に、
女性スタッフと男性と二人だけの店だった。

さきほどはすみませんでした。こちらの事情で予定変更などいたしまして。
まずは謝罪。
別に来客があるわけでもない。
男性は、ただ、不動産の書類を作成で他のことをしたくなかっただけであろう。
午後4時過ぎまでは、なにかしら予定があるものらしかった。

それでもサービス産業といわれる業種で、
はるばる遠方から来店した客を煙たがるとは・・。
という気持ちもなきにしもあらず。
とりあえず、カギと書類をわたして、足早にお店を出たのだった。