母親に対して、私ができること

母親に対して、私ができること。

3月下旬に、母は、ころんで怪我をして入院しました。
今も、入院しております。
先日、主治医の先生から電話をいただきまして、もう退院しても良いよと、伝えられました。これは、入院を続けていても、もう立って歩くことができないので、おひきとり願えないかということでもあるのだな、と思いました。私は、今、老人ホームを探しているので、受け入れ先が決まるまで、待ってもらえないかと希望を出しました。先生は構いませんよと応えてくれました。
現実として、秋田県の老人ホームはどこも長い行列ができています。
その数、何百人という数です。だから、退院はいつになるかわかりません。
では、母親はどうかというと、親戚の人に、家に帰りたいとくりかえし言っているそうです。その気持ちはわからなくはありません。
電気ガス水道は支払いを続けております。
住宅も空き家にしておくのは、痛みが速くなります。
しかし、もう立って歩けないという現実があります。
ただ1人の家族である私も、秋田にいくことはできません。
老人ホームというところは、三度の食事以外は、誰ともはなしをせず、じっとしている他ないとも聞きます。
いつも文章を書いている私にしてみれば、願ったりかなったりの環境ですが、
毎日、近所の人とおしゃべりしてきた母親にとっては、
息ながらにして棺おけに入っているようなものかもしれないと思いました。私に出来ることは、秋田を遠く離れて、松戸で稼いで、仕送りし、費用の面で不安を感じさせないことではないかと思います。