鴨長明

鴨長明さんは、和歌の才能がありながら、それでなかなか仕事を得られなく、たぶん、失意の中で、エッセイを書いたのかもしれない。
でも、時間があった。
すぐに引越しできるよう、狭い住宅に住んだ。
わずかな貯金を切り崩して
57歳で方丈記を書き上げ、
61歳でお亡くなりになった。
生活費もなくなってしまったのかなあ、
さびしい死に方だったかもしれない。
仕事しなくてもいいなら、そんな風に、書いて毎日を過ごすのもいいのかなあ、
生き方を、教えているような気がするものだ。