お盆休み

 ここのところ、毎日、松戸市民プール、和名ヶ谷スポーツセンターに行っている。温水プールで、我流の泳ぎなのだが、学校の休みに加えて、お盆休みでもあって、若い父親とおぼしき、かっぷくの良い男性姿も多かった。

 松戸市は、此のプールと、五香と二つの温水プールがあるが、和名ヶ谷の方が新しい分、ずっと良い。流れるプールがあり、また25?も、初心者と完泳コースなどと別れている。
 また料金も一時間300円と、一般には安い。

 私はせいぜい10分かそこらしか泳がない。いや、泳げない。あと身支度とか、終わってシャワー浴びるとか、そちらで20分前後の時間がかかるので、総じて30分程度の利用だ。
 
 無理に、筋肉を使おうとすると、痛みが生じるので、ゆっくりゆっくりと進むようにする。準備運動は一切しない。というのも、このセンターに来るまでの、自転車が十分に準備運動になっている。
 左手首と腰回りに、痛みを抱えている。年齢のせいというより、医者には、注射をこまめに打つことで、治ると言われて、早めに来るように言われていたのだが、その注射があまりに痛いので、遠ざかってしまった。
 重いモノを急に持ったとか、若いときと同じ感覚で、鋭い動作をしたとか、理由はあるのだが、そのまま医者にかからず放置したのが悪かったようだ。

 他人の泳ぎを見ていると、泳ぎはそれほど綺麗とは言い難い。あるいは、毎日練習に励んでいる人はこのような小さなプールには来ないのかもしれない。

 我流だが、クロールにおいては、左(右)の腕の振り(かき回し)が、できるだけ平等に、そして長めになるようにするのがよいようだ。
 その間、右(左)の腕は、しっかりと前方に差し出すように、置いたままにしておく。体全体はなるべくまっすぐにしていく。
 そのように泳ぐのは、みていても、ほれぼれとする。
 息をするとき、必要以上に体をねじったりすると、しだいとみっともなくなる。
 
 もっとも、他人の泳ぎなど見ているモノはいないかもしれない。みんなそれぞれ、自分の世界の中で、泳ぎ、はしゃいでいる。それでいいのだ。泳いで、自分の泳ぎが一番だと思っていればそれでいい。プールに流れるバック音楽を聴きながら、スイム、スイム。

 それにしても、泳いだせいか、左手首が、ときどき、痛む。
 
 自転車での帰り、何カ所で、畑の土が舞い上がり、あちこちへ小さな竜巻のごとく散っている光景を見た。そうして新しい戸建ての住宅へと向かっている。
 周囲が畑というのは、それだけ静けさも保証されているのだろうが、強風においては一転、砂群の洗礼を受けなくてはならないから、ベランダの掃除も覚悟しておかねばならない。
 少し不便な所でも隙あらば、新興住宅があちこち建っている。
 年収300万円時代というが、こうした住宅を取得する人たちは、もっと安定した収入を得ているのだろう。

 駅に自転車で行くにしても、路地が迷路のごとく張り巡らされ、私のようなうっかりものは、無事故で通勤などは、できそうもない。

 さて、家に帰っては、アイスクリーム、酒、ヨーグルト、菓子パン、こころいくまで食べ放題。満腹になったところで、昼寝。これでは、糖尿病は、おさまりそうもない。