生物第9回目「いろいろな生殖」

 NHK高校講座、生物第9回目「いろいろな生殖」の学習をした。
生物には(無性生殖)をするものと(有性生殖)をするものとあって、それぞれの特徴を説明してもらえた。そしてヒトもそうだが、どうして、有性生殖にはオスとメスがいて、これらの合体により、子孫を残すようなことをするのだろうか、という問いかけがある。
 これは却って面倒なことではないかという問いかけがなされる。
 個体だけで子供を作る例として、ヒドラとか酵母菌などが紹介される。そして、無性生殖で出来るのは、親と同じ遺伝子を持つ子供であって、手軽だが、環境の変化になかなか付いていけないと結論つける。
 クラミドモナスは、ふだんは分裂によって数を増やす無性生殖をするが、環境が変化し、適応を求められると、有性生殖による接合をするようになる。
 有性生殖は、二つで子供を作ることから、親とは同一のものは生まれないようになっている。オスとメスの両方の遺伝子を受け継ぐ。結果的にはこれで環境の変化に対応できるようになっているのだ、と。
 つまり時々刻々と変化する自然に対応していく上では、違った子供を作る有性生殖の方がはるかに有利だとする。

 生物界と、人間社会とを同一に論じることはできないが、社会に出ると厳しい生存競争が待ち受けている。この競争で様々な痛みに耐え、しぶとくやっていける者が、同志に囲まれ、財をなし、結婚し、子供を作り、生き残っていける。
 もっとも、文明国とも言われ、生存競争の激しい国々では、子供は少なく、そのらち外にある国々では、人口爆発的に子供は増えている。
 これはどのように説明するのか。