自転車は危ない

自転車は危ないものだ。
 今使っている自転車は、シルバー人材センターにて購入した中古です。といっても、行列が出来る程で、私が行った時、買えたのは半分の人だけでした。高級自転車並の乗り心地です。
 さて、ここ松戸市はとても坂が多いです。
 皆さんは、上りと下りとどっちが危ないと思いますか。また、交通量の多い所とそうでない所でどちらが危ないと思いますか。
 結論を言えば、私は下り坂、そして交通量の少ない所が危ないと思っています。

 日曜日の朝、息子の野球の伴として、一緒に駅まで自転車をこぎました。途中、長い下り坂があり、下りきった所が交差点になっております。滅多に自動車は通らないところです。
 それでも、息子の先を行きながら、「下りは危ない、ブレーキを掛けなさい」などと振り返り、叫びながら、自分は、ブレーキをゆるめつつ、スピードを出しました。
 そうして、下りきった所でツイ、ブレーキを離しました。グンとスピードもアップしました。
 その途端住宅の陰から自動車が現れたのです。
 ヤバイ、と、ブレーキ。
 幸いにも性能がよく、同時にぴたりと留まることができました。
 しかし、運転手の青ざめた表情が見えました。(なんだ、このオッさん)という感じでした。
 スピードを緩めながら私の前を横切って行きました。私の注文通り、留まった息子の目にはどう、写ったでしょう。何もなかったように、ゆっくりとそのまま、先へと進みました。
 よくいえば、父親として身をもって下り坂は危ないと見本を見せたことになるのですが、本当に危機一髪の所でした。
 自転車はとても便利で健康にもよろしゅうございますが、くれぐれも、運転には注意してくださいな。