和解調書届く

多くの人にとって裁判所は、無縁な存在だが、裁判員制度で、一般人も係わらなければならない時代となった。
 小生は、叔父に勧められて購入した戸建ての為に、こうして、裁判に係わる身となってしまった。
 その賃料にて、叔父の姉たる、自分の母親に仕送りしていたが、ここ一年近く、自己の給料から送っている。賃料が入らなくなったためだ。
 借家人は、不況の為というより、入居した5年前から、支払いが悪かった。初回から、平然と滞納してきた。
 こうした人を、入居させた不動産店にも問題があるのだが、「素人大家」が結構ねらい打ちされるものであるらしい。
 小生のように、おとなしい性格は、特にそうなのだろう・・。
 
 「和解調書」正本が、裁判から一週間経って送られてきた。先ずは、書記官に電話。
「送達証明申請書」「執行文付与申請書」について尋ねる。

「送達・・」というのは、相手にも和解調書が届いたことを証明するものであり、まだその知らせが届いていないので、申請されてもすぐに発行はできない。
 執行文・・は、正本と共に提出してくれ。

 どちらも郵送で結構。切手については、すでに提出されてあるので、同封しなくとも可。不足なら、言います、と。

 和解なので、その中で決められたルール、すなわち、分割払いを破ってきて、はじめて強制執行も可能となる。 この手続きはその為のものでもある。

 遠方にあるので、泊まりがけで現地の裁判所あるいは、戸建てに行かねばならないだろう。

 「サラリーマンでも大家になれる」という「金儲け」の本が出版され話題になったことがあるが、支払いの悪い人を入居させたら、大変やっかいなことになることを心得ておかねばなりません。

 100万円分の家賃を滞納されても、「債務不履行」(約束違反)としか世間は扱ってくれません。

 払え、と声を大にして、相手に騒がれたら、「不法行為」として罪に問われます。