銀行の借り換え

本日のアサイチでは、
銀行の借り換え、と、
老後破綻をテーマにやっていた。
住宅ローンのような大きな買い物では、
変動する金利で、
支払う利息の額も大きく違ってくるものである。
放っておいてもいいが、
借り換えの手続きを実行することで、
場合によっては100万円単位で、
支払いに差が出てくることもあるという。

まずは、借りている銀行に交渉、
だめなら、他をあたってみるとか、
そんなアドバイスがあった。

私も、30代前半で銀行ローンなるものに世話になっていた。
当時はバブル景気のまっただなか。
6パーセントの金利だった。
あるいは7パーセントになった。
こうなると、毎月6万円の支払いなのに、
支払っても元金は減らず、
すべて利息払いで終わってしまうという憂き目に遇った。
どうすればいいのか、分からない。
貯金が少しでもあれば、返済した方がよさそうだ、
と漠然とおもった。

秋田県に帰省すると
30を過ぎて独身なんてどうした。
早く結婚せよ、といわれるだけだったが、
秋田市で医学部学生を相手に
アパート経営している叔父だけは、別格だった。
ちなみに叔父も、
ボクと同じく40近くで結婚した晩婚型。

君よ、貯金なんてするのは愚だ、
すぐ返済に回しなさい、とアドバイスしてくれた、

思ったことと同じことを言ってくれたので、
千葉に戻るとすぐ、銀行を訪れ、返済に回した。

その額たるや600万円くらいだったか・・。
通帳から600万円がいっきに少なくなっただけだったが、
ちょっとした喪失感を感じた。
世の中、
さびしい気持ちになるのは、
ガールフレンドに振られたときばかりではないのだ、
ということを学んだのでありました。

このようなお金の一般のことは、
学校でも教えてくれないものだ。
また、まじめに働いていれば、
このような朝の番組を眺めたりして、
金融の情報などを得る機会にも恵まれないものだ。

だから、年寄りは、
自分で常識であると思っても、
若い人々にその常識について語る義務があるのだと思っている。

今でも、叔父のことには感謝している。