担当の顔ぶれが

郵便局に、支払いに言ったら、
担当の顔ぶれが違っていました。
4月から変わっていたのかもしれません。
これまでは男性でしたが、
今度は女性でした。
ツイ最近まで学校に通っていた雰囲気がしてウイウイしい。
支払い通知を出すと、
こちらにも記入してください、と
複写になったのを渡されました。

その場で
名前と電話番号を書きます。
僕の苗字は変わっていて
「菅」の一文字です。
「すが」と横にひらがなでかくと、
今、おたずねしようかとおもっていたところでした、
などと少しお茶目な表情も見せ、言われました。

これまで、そんなことを言われたことはありませんでしたが、
さわやかな感じがしました。
幾ばくかの固定資産税を払って終了。
いろんな年寄りが多いから、
はりきってスタートしていく新人さんも
しだいと、表情が死んでしまっていくんだね。

新鮮さをできるだけ長く保ってほしいものだ、
と心に思いつつ、
郵便局を跡にしたのでした。

今日は団地の草むしり。
もう10年にもなるのに、
まだ、団地の誰とも、
話はおろか、顔さえも覚えておりません。
いつぞや、
電車で隣になった、
娘とおばさん、
どこかで見たことがあるなあと思いつつ、
どうしても思いだせませんでした。
その翌日になって、同じ団地の下の階の
親子だと思い出しました。
しかし、その後、その二人のことも忘れてしまいました。

秋深し、隣は何をする人ぞ・・
という和歌があったように思います。
都会では、お互い干渉せず、
無関心を装いすごします。

今日は、草むしりでした。
話しかけてくれる人があったのですが、
作業に夢中で、それっきりでした。
今年、団地の連絡員という役割になったのですが、
知り合いが出るかどうか・・。

18歳まで住んだ秋田では、
村人120件の部落民
誰も知って、今でも思い出せるほどなのですが、
都会では10年暮らしても、お互い関与せず。

この団地は引越が少なく、
顔ぶれは同じはずなのに、
どんな人が暮らしているかほとんど交流の機会もありません。

そこが、いいのかも。
少なくとも交流のないことは
悪いことだとはおもっていません。
ここに来ると誰も
自分のことを知らない
そのことに
自由な気分を感じます