ボクの職場

ボクの職場では、
いろんな経歴の方がおられますが、
その中には元公立学校・学校長の方もおられます。
ヒラの教員たちとの間に、
面白くないことがあって、
停年を間近に退職したのだとか。
それでも、
かなりの退職金を得て、
年金も少なくないと思うのですが、
なぜか、
仕事を続けておられます。
防災センターにつとめて最古参になります。
数年前管理職になり,
職場から姿を消しましたが、
臨時的に、
他の誰かが休んだとき、ピンチヒッターで参ります。

その元校長先生も、
ちょっとした病気になり、
今は、すぐ物忘れしてしまうのだとか。
確かに、職場でも存在感は薄く、
いるのかどうかわからないほどです。
（ああ、これが、今、流行の認知賞かもね）
このあいだ、
清掃員が、駐車場に侵入してきた自動車と接触し、
たいへんな事故にあったのです
役場にも知らせ、
てんやわんやの騒ぎとなりました。

気持ちを引き締める意味で、
全体会議が行われました。
その場で、３０分ほど、スピーチを披露したのですが、
本当に、そのときは、
校長先生そのものでした。
臨場感あふれる内容。
まるで我々、全員が、清掃員になりきり、
自動車に接触し、
怪我を負い、
救急車で搬送されたかのように、
くわしくお話なされ、
あっというまの３０分でした。
さすが、校長先生、
話力は健在。

たかが防災センターということなかれ、
そんな方もおられるのでした
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