家族に乾杯

鶴瓶の「家族に乾杯」を見ながら、たべた。
静岡県浜松市を歩き、
出会った人と会話をするというものである。
始めはもうひとり、
高畑充希という若い女性タレントもいっしょで、
途中から分かれて別行動で、
誰かをつかまえ、
なにかしなくてはならないというものである。

1人になって、そのきっかけがつかめず、
どうしよう、心が折れそうとか、独り言をいっている、とか
ピンチのことばを漏らす高畑に対して、
声をかけてきた女の子がいた。
あきらかに高畑の活動をしっている
という感じ
童顔で、細い目、髪の長い、
そしてジーンズのボトム、
カーディガンという姿で、
恐らくは背後にカメラスタッフも数人いたであろうが、
ものおじし離れていくこともなく、踏みとどまった。
ケーキ店をやっている父親を紹介。
40代と思われる。
まるくて話し方もおだやか、娘と似たような雰囲気であった。
その妻、40前後、
そして、店内のテーブルに座って、いちご大福を食べる。
(これってやはり代金を払うんでしょうね。)
娘とのやりとり。
高校を卒業してまもなく、
東京の大学に入学することが決まっているという。
宿は、受験当日決めてきたのだとか。
スマホを出して、数日前に写したというダンスの動画をみせた。
目の前の父親が、どこかで派手ないでたちで踊っている。
また、弟と、
座る位置をめぐって、さっきまで大喧嘩していたという。
後にその弟も現れる。
なかなか背が高い。170台半ば位か。
高畑は目がぱっちり、キューピーのようなつや肌。
イヤリングが静かに揺れる。
ケーキ娘も臆することなく、しゃべる。
娘を東京にやる、現在の母親の心境とか。
お店自慢のケーキとか、
ま、結果的には、きわめて常識的なやりとりだといえた。
朝の食事の時間帯にこのように、
ごく普通の人たちを「主役」にしたてた番組は
なかなかよろしいのではないのかと
思ったのでありました。