総会

松戸市団地のまちだと言っていい。
あちこちに団地がある。
建設当時の50年前は、自然も多く、
団地建設に自然保護を名分に反対運動もあったという。
しかし、今では、
その団地を取り巻くように木造住宅が建ち、
皮肉にも自然の残っているのは団地の敷地内だけである。
国が、税金をかけて、
おそらくは損得を考えずに分譲した住宅のひとつに住んでいる。
お金をかけたということは、
道路に表れている。
一帯の道路は、歩行と車道がきっちり分けられ、
安全にウオーキングができるようになっている。
静かなこと、
都心に近いこと
駅までガードレールのついた歩道があること
それが住宅取得の理由。
それなのに、
画一で
古すぎるのか、
若い人々にはそれほど人気はないようだ。
本日は総会があった。10年にして初めての参加である。
500弱の区分所有者のうち参加は100名強。
そのほとんどが70代、80代という感じだった。
築40年を超えているので、
住民がそのような年齢になるのはやむを得ない。
敷地は広く、樹木も多い。
敷地に隣接するように
小学校あり、中学校あり、徒歩圏に県立高校もある。
保育園も2つある。
通学に交通事故の心配はない。
さて、総会
見渡す限り、老、老、老人なのだが、
雰囲気は、中学校時代の生徒会を思い起させる。
率直な意見交換がなされたが、
頭に残ったのはふたつ。
いわゆる孤独死して、
そのまま管理費滞納している部屋に対して、
法的な手続きをするという議案。
もう一つは、
住民による
大木を諸般の事情により、何本も伐採したことに対しての反発。
前者に対しては、
管理費30万円の滞納に対して、
提訴の費用が150万円かかる、という内容であった。
競売で売れれば、
費用は回収できることもあって、
議題に反対する者はいなかった。
樹木の伐採においては、
それなりの事情があるにせよ、
自分も同感であった。
ケヤキは20メートル弱の高さだろうか。
夏にあってはゆたかに葉をつけ、
棟と棟の間を隔ててくれる役目をしてくれる。
部屋で裸に近い身なりをしていても、
プライバシを守ってくれるものだ。
風がふけばゆさゆさ揺れて、
その音をきくと、気分もいいものだ。
最後に、新旧の役員の交代の挨拶があった。
そうして、樹木伐採のことを暗につたえるがごとく、
要求があるなら、
積極的に役員になって委員会の中で発言すべきだ、と言った新役員がいた。
なるほど、そうかもしれない。

ここで住宅を保有する大家さんに
ワンポイントレッスン

賃料の滞納の時効は5年です
3か月経ったらすぐ
簡易裁判所に提訴しなければなりません。
そして、その行為を経れば、
次の時効は10年ということになります。