団地の総会

今日は、これまで雨が止むことなく降り続いている。
梅雨に入ったということだろう。
窓からは、ケヤキの木が見えるのだが、
豊かに葉をつけて、風に揺れ動き、生き物のようだ。
見ていて本当に飽きない。

先月団地の総会に出席したが、
何の前触れもなく団地敷地内の樹木が
何本も伐採されたことに
ある住民が抗議の声をあげた。
長年慣れ親しんだ樹木が
ある日突如として切られてしまったのを
悔やむ気持ちがよく分かる気がした。
しかし、100余名の出席からは誰からも
ダメ押しで、賛同する声は続かなかった。
同じ敷地内に住む住民同士で
もめるのは得策でないと感じた人が多かったのかもしれない。

文句があるのなら理事会に参加してそこで意見を言えばいい
という、新規役員の声もあった。
不満があるなら、
他所の団地に移ればいいという考えもあるにはある。
そんな中で、我が部屋から見えるケヤキは幸い伐採されず、
日々、私にとって友人のように、存在を示し続けている。
「雨がふってくれて、
ひさしぶりに、洗い流してもらって、
せいせいするゼ」
とでも言っているかのようだ。

さて、日記に思いをつづったら、
賃貸棟へ行って、
11階までの階段を歩いてのぼってみようとおもう。
高いところは苦手でもあるけど、
眺めもよく、
気も晴れ晴れするのだった。
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