きずな

1998年映画、根岸監督「絆」をみた。
父親は、地元で堅実に郵便配達をしている。
娘が、ミュウジッシャンを目指して、23にして家を出た。
そうして一年も経たず、戻ってくる。
問いつめることもなく、黙って、生活を送る。
何も問わない。
そうして都会から、「借金取り」が現れ、
300万円を請求してくる。
娘に問いただすが、
デビュー資金をファンと称する男に、
持ち逃げされて、資金繰りに困っていたと白状。

父親は、黙って、そのお金を渡す。
亡き母親が、その娘の為にと貯金していたものなのだという。
心の中は、どうだったか分からないが、
無骨なままに、その大金を貯金を取り崩し、手渡した場面がなかなかいい。